ベビー用のシャンプーに騙されてはいけない

比較的安全なシリコンを排除しながら、界面活性剤やパラべンといった有害な化学物質はしっかりと配合しているのですから。とはいえ、シリコンであっても、長期間にわたり使いつづければ、肌や健康にダメージを与える可能性は十分にあります。シリコンはケロイドの治療薬としても使われています。ケロイドとは何かというと、ケガややけど、手術などで深いキズや、浅くても広い範囲のキズができると、それを埋めようと、コラーゲンが集まってきます。コラーゲンが過剰に集まりすぎると、皮膚がふくらみ赤みをともなって、少しずつ大きくなり、傷痕になります。これがケロイドです。
シリコンのシートをケロイドや肥厚性瘢痕(腫れてあかくなった傷痕)に貼ったり、シリコン軟膏をつけたりすると、時間とともに蓄積したコラーゲンを減らしていく働きがあります。
しかし、シリコンのこの作用は健康な肌にとっては、やっかいです。コラーゲンは皮膚の真皮層にあって、皮膚全体に弾力を与えている大切な線維です。
このコラーゲンがシリコンによって減少すれば、皮膚は弾力を失ってしまい、シワができたり、肌がたるんできたりします。この点では、ノンシリコンのシャンプーは頭皮にいいといえるかもしれません。
でも、くりかえしますが、シリコンは使っていなくても、さまざまな有害物質が含まれていることにかわりはなく、シリコン入りであれ、ノンシリコンであれ、
髪のためにはもちろん、肌と全身の健康のためにも1日も早く、シャンプーはやめるべきです。
ベビー用のシャンプーも売られています。「ベビー用」の文字を見れば、肌にやさしいのだろう、と思うかもしれませんが、ベビー用シャンプーが肌にやさしいという根拠はどこにもありません。
ベビー用にも界面活性剤や防腐剤は堂々と使われていますし、ベビー用も大人用も、その毒性はほとんど変わらないというのが、医学的な常識といえます。
そんなシャンプーを赤ちゃんに使うなど、とんでもない話です。界面活性剤だらけのシャンプーで落とす必要のある汚れなど、赤ちゃんの髪にも頭皮にもついていません。お湯で洗うだけで、ちゃんと落ちます。
大人でも健康のためにシャンプーを使うべきではないというのが、私の持論ですが、せめて赤ちゃんに使うのだけはやめていただきたいと思います。つきたてのおもちのようなやわらかな新生児の肌はもちろん、乳児や幼児の肌でも、バリア機能が完全にはできあがっていません。そのため、界面活性剤などを大人よりもずっと多く吸収してしまうのです。

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