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頭皮のベタつきと臭いをシャンプーが解消する

これは、ひとつには脱・シャンプーによって、髪にコシやハリが生まれたためであり、もうひとつは、まえにも書いたように、水だけの洗髪ではシャンプーのように皮脂を根こそぎとりさることはなく、
なく、適量の皮脂が髪の毛に残るためです。それが「天然の整髪料」として髪に働くのだと思います。■その6ベタつきとニオイが解消する私もシャンプーをしていた頃は、夕方になると髪がひどくベトついて、におってもいたのが、水洗髪に切り替えてしばらくたつと、ベタつきもニオイも解消されていたのです。このうれしい変化は、皮脂腺が縮んできたおかげで、皮脂分泌自体が減り、減り、それにともない、ニオイの元となる、皮脂が酸化してできる過酸化脂質の量も大幅に減ったことにほかなりません。シャンプーをやめると、髪が健康になるばかりではありません。目にもいい影響が現れます。
水だけで髪を洗うようになって何がよかったかといえば、シャンプーが目に入らなくなったこと。そういって喜んでいた人がいます。シャンプーが目にしみて、痛かったそうです。目にシャンプーが入ると、白目が赤く充血します。この状態が続くと、白目の毛細血管がふくれて目立つようになり、赤目にになります。また、くりかえすことによって慢性的な炎症が起きて、毛細血管も、また、コラーゲンまでもが増えて、そのせいで、白目が赤くなったり、黄色く濁ってきたりしますし、ドライアイをひきおこす原因ともなります。
シャンプーが目に入っても、異物は涙で洗いながされるので、じきに痛みや不快感はおさまるでしょうが、シャンプーに含まれる界面活性剤をはじめ化学物質が、ごく少量とはいえ、日々くりかえし目に入ることは、目の健康のためにいいわけがありません。白目の白さは清潔感と若々しさの象徴です。目の健康健康と美しさのためにも、シャンプーをいつまでも続けるのは、賢い選択とはいえません。シャンプーをやめると、髪の毛だけでなく、肌も健康に、美しくなります。このことについて述べるには、男性の方には少々辛抱していただいて、まず化粧品に対する私の考え方をお話ししておかなければなりません。
形成外科医として、私はやけどの治療を応用した宇津木流スキンケア「何もつけない、ぬらない」美容法を提唱しつづけてきました。ポイントメイク以外の化粧品は、ファンデーションからクレンジング、化粧水、クリームにいたるまでいっさい使わず、朝晩、水で洗顔するのが、唯一のスキンケアです。フケかゆみを防ぎながら頭皮の皮脂を落とすシャンプーを紹介しています。

頭皮が厚くなるので、髪の毛が根を深く張れる

界面活性剤の強力な洗浄力には、皮脂腺を発達させることともうひとつ、表皮のバリア機能を破壊するため、頭皮を徹底的に乾燥させ、皮膚の細胞分裂を止める止めるという弊害があります。頭皮の乾燥がはげしいと、表皮の最下部にある基底層では新陳代謝が止まって、新しい細胞がつくれなくなり、細胞の数が不足して頭皮は薄くなるばかり。
ばかり。頭皮が薄ければ、毛は根を深く伸ばせないので、せっかく生えてきた毛も十分に成長できないため、細くて、抜けやすくなるのです。シャンプーをやめれば、表皮のバリア機能が維持されるので、ので、頭皮はしだいに潤いをとりもどしていき、基底層の新陳代謝が盛んになって、頭皮はふっくらと厚くなります。そうなれば、毛はしっかりと深く根を張って、十分に太く、長く育つことができます。
常在菌が増えるため、頭皮が「健康&清潔」になる。シャンプーにはパラベンなどの強力な殺菌作用のある防腐剤が入っています。
防腐剤は頭皮の常在菌を殺します。常在菌は頭皮に隙間なく棲みつくことで、他の細菌やカビの侵入を防ぐ大切な働きをしています。その常在菌の数が減れば、ふつうなら侵入できないマラセチアをはじめとした病原性のカビや雑菌におかされ、脂漏性皮膚炎のような、皮膚の炎症を起こして、赤くなったり、かゆくなったり、フケがひどくなるなどの症状が常に続くようになり、髪の成長を妨げます。
シャンプーをやめれば、常在菌を殺さずにすみ、頭皮は健康で、かえって清潔な状態が保たれて、髪の成長にとっても良好な環境が確保されることになるのです。
シャンプーに害があることは、いまや疑う余地のない医学的な事実です。薄毛の進行を遅らせたいのなら、シャンプーの使用を中止することが大前提です。シャンプーをやめない限り、どれほど効果のある育毛剤を使おうと、長期的には、その効果は相殺されてしまうでしょう。逆に、シャンプーをやめれば、いえ、やめさえすれば、皮脂腺も、毛根幹細胞も、頭皮も、毛穴全体も、常在菌も、すべてが本来の健康な状態に、つまりは、その人にとってのベストな状態に戻りますので、そこに生える毛も、シャンプーを使っているときよりも、太く、長く、しっかりとしたものに育っていくのです。
脱・シャンプーは薄毛の予防につながるだけではありません。ほかにも、思わぬご利益をもたらします。おまけみたいなご利益があります。髪自体に「整髪力」がよみがえることです。

シャンプーをしない、髪への6つのこだわり

それにしても、皮膚の再生力にはあらためて驚かされました。人体はやはり奇跡の集合体です。その奇跡的な力を人体に最大限発揮してもらうには、その能力を阻害する行為を排除していくことがいちばん効果的な方法で、それ以外によい方法はありません。シャンプーを、リンスを、ムースを排除する……。つまり、水で洗うだけの方法がベストなのです。野生の動物たちがしているように。
シャンプーは薄毛や禿げをつくる一大原因となります。「百害あって一利なし」という言葉がぴったりです。
という言葉がぴったりです。ということは、シャンプーをやめて水洗髪に切り替えるだけで、「百害」が消えます。百害が消えれば、薄毛や禿げを予防し、その進行を遅らせ、場合によっては、髪を増やすことにもつながるのです。2章のおさらいをかねて、シャンプーをやめた場合の「百益」について考えていきましょう。
シャンプーに対して私がいちばん実感している問題は、皮脂腺を発達、肥大させることです。シャンプーが皮膚表面の皮脂を根こそぎとりさると、からだは不足した分を補おうと、と、大量の皮脂を分泌します。しかし、すぐにまた、それを洗い落とすと、皮脂腺はさらに、たくさん皮脂を分泌しなければならないので、皮脂腺を大きく発達させてしまいます。ます。本来なら毛にいくはずの栄養のほとんどが、大きくなった皮脂腺に吸いとられて、毛はいわば栄養失調の状態となり、うぶ毛のように細くなっていきます。シャンプーをやめれば、皮脂が根こそぎ洗い落とされずにすみます。頭皮が皮脂不足の状態から抜け出し、しだいに皮脂の分泌量が減りますから、皮脂腺は縮んで小さくなっていきます。皮脂腺が小さくなれば、それまで皮脂腺に横取りされていた栄養も毛にいくようになるので、毛がどんどん太く、しっかりと育っていくのです。
シャンプーに大量に含まれる防腐剤や界面活性剤は頭皮や毛穴にしみこみ、活発に働いている毛根幹細胞に直接ダメージを与える細胞毒性をもたらします。イラスト(※)を見て下さい。
下さい。毛根幹細胞は、毛の種のようなもので、毛母細胞に成長したり、毛母細胞に働きかけて、毛髪をつくる重要な主役です。毛根幹細胞は、毛穴のごく浅い部分にありますので、シャンプーやリンスなどの細胞毒性の被害を受けやすいのです。界面活性剤の細胞毒性は、このように皮膚の表面から毛根幹細胞に直接、害をおよぼして、働きを低下させます。
毛髪をつくる「大本」の働きが弱まるのですから、髪が生えにくくなるのも当然です。
シャンプーをやめれば、毛根幹細胞が界面活性剤の細胞毒性にさらされずにすみ、毛根幹細胞は本来の機能をとりもどして毛母細胞へきちんと働きかけられます。当然、元気で太い髪が生まれ、育っていくことができます。

頭皮の状態を整えるシャンプー

このことを基本的な考え方に据えれば、髪も頭皮も、シャンプーやリンスやヘアクリームやムースなどで下手にいじくらないほうがいいという答えが、おのずから導きだせるでしょう。
人間も動物の一種であり、基本的に他の動物となんら変わりがない。この視点も自分で判断するときの助けになります。野生の動物はせっけんで洗っているわけではなく、水浴びをしているだけなのに、いえ、水浴びをしているだけだからこそ、つややかで、美しい毛並みを保っているのです。
となれば、水だけで洗うだけでもとくに問題は起こらないのではないか、さらに、水だけで洗うほうがむしろ毛のためにはいいのではないか、という発想すら生まれます。
野生の動物に限らず、身近にいる犬のことを考えてもいいでしょう。犬を毎日シャンプーで洗っていたら確実に、皮膚病になります。
犬の全身の毛と、人間の頭の毛との間に基本的な違いはありませんが、人間よりもはるかに密に毛穴があるので、人よりシャンプーの害を受けやすいのです。
犬を毎日シャンプーしていたら皮膚病にかかるのなら、人間も毎日シャンプーで洗っていたら、頭皮を確実に傷めるにちがいありません。もうひとつ、何事においても欲張りすぎないことです。欲張りすぎてはロクなことがありません。強欲資本主義と同様、「強欲ヘアケア」はいつか手痛いしっぺ返しを受けます。そんなふうに欲張りすぎて、あれこれヘアケア商品を買ってはつけているうちに、頭皮がダメージを受けて、髪が薄くなってしまうのです。日々、歳をとり、老化現象がすすんで髪も徐々に薄くなっていくのは、自然の摂理ですから、髪を増やそうなどと欲張らずに、いまの状態を維持することに専念したほうがよいのです。
そして、たとえば20年たっても、髪がまったく減っていなかったら、ヘアケアとしては大成功です。シャンプーをやめ、ムースもやめた私は、3年後に自分の髪が増えてきたのを実感しました。増やそうなどとは思っていなかったのですから、これこそ「無欲の勝利」かもしれません。
それ以前は、何十年間もシャンプーやリンスの類やムースなどで頭皮を傷めつけてきたせいで、年齢以上に薄毛が進行していたのだと思います。
頭皮に悪いものをすべてやめて、水だけで洗うようになって3年間ほどで、ようやく頭皮が健康な状態に戻ったのでしょう。自分の髪が増えたと感じたのは、年齢相応の状態にやっと戻っただけのことだったと思います。

人間のからだは奇跡の集合

テレビでコマーシャルをしているから、医師が雑誌ですすめていたから、政府機関が認めているから……。そういった理由で、で、人はなんら疑うことなく安全性を信じこみがちです。しかし、指定成分のところでもふれたように、安全性についての国の基準からしてかなりいい加減なものなのです。
そもそも人類はいまだ、命がなぜ、どのようにつくられ、どのように活動しているのか、といった基本的なことすら解明できずにいます。
ます。生命の神秘はまだほとんど解明されていないのです。それどころか、ひとつの疑問が科学的に解明されると、さらに何倍ものわからない問題が新しく出てくるというありさまです。私たちは細胞ひとつの生命活動のメカニズムすら完全には説明できないでいます。なのに、ほんの一部わかっている知識にもとづいて健康にいいとか、皮膚や髪にいいとか判断することは、ときに危険ですらあります。いま巷はヘアケアをはじめ、さまざまな健康法や美容法の情報であふれかえっています。このような情報の洪水に流されたり、だまされたりすることなく、自分の頭で考えて、自分なりに判断するためにはどうしたらよいのか。人体とは?いきものとは?生きるとは?といった視点に立ちかえってみることだと思います。すると、多くの場合、答えがおのずからみえてくるはずです。たとえば、人体は奇跡の集合体であるという視点です。人体の針の先ほどのかけらにも、また、毛の1本にすら、たくさんの細胞の生命が宿っています。ます。人体は毎日、それら細胞を生かしつづけながら、新しい細胞を生みだし、古い細胞をこわすという生命現象を続けています。
ます。それらたったひとつの細胞ですら、その生命現象と生命活動は奇跡としかいえないほど巧妙で、緻密な構造とバランスによって成り立っているのです。頭皮にしても奇跡です。それ自体が「自家保湿因子」をつくりだして、みずから潤っていて、しかも、その自家保湿因子は人間が人工的につくりだした保湿クリームなど足元にもおよばない高い保湿力を誇っているのですから。また、頭皮や毛髪は、自然界にあるごくふつうの水で洗えば、それだけで酸化した皮脂の汚れもニオイもきれいさっぱり落ちるようにできています。人工的につくったシャンプーをわざわざ使わなくても、ちゃんと清潔に、快適に暮らせるようにできているのですから、感動すら覚えます。
人体は奇跡の集合体、ほぼ完璧につくられているから、へたに手を加えるとかえって完璧さが損なわれる

髪がサラサラなのは干からびている証拠

風になびくサラサラの髪の毛を美しいと人々が感じるようになったのは、いつの頃からでしょう。おそらく、昭和40年代にシャンプーのコマーシャルがテレビで大量に流れるようになってからのことだと思います。かくして、現代人のシャンプー使用率はほぼ100%といわれています。昔は、美人の条件のひとつが「カラスの濡れ羽色」の髪でした。カラスの濡れた羽根は、つややかに光り、漆黒をしていて、光線によっては、その一部が玉虫色に光ったりします。ます。そのような髪を日本人は美しいと感じていたのです。その美しさを強調するために、クシで梳いて、椿油などの油脂が少量使われたものです。この日本古来の黒髪の美を求めるならば、むしろシャンプーは使わないほうが、カラスの濡れ羽色のような自然な光沢を放つ、美しい髪を手に入れることができます。皮脂に含まれるワックスなどが毛の1本1本をしっかりコーティングするからです。シャンプーを使わなければ、油脂をつける必要もないでしょう。皮脂で毛がコーティングされていれば、キューティクルの「鱗」ははがれることなく、ぴたっと閉じて「整列」します。ます。すると、髪は受けた光をきれいに反射して、つややかに輝くわけです。皮脂はまた、毛をたがいに寄りそわせる役目もしていますので、油脂や整髪料を使わなくても髪を整えられますし、そよそよ風が吹いたくらいで髪が舞うこともありません。いっぽう、最近の髪の美しさは、風になびく、サラサラの髪ということになっています。これは、皮脂がうばわれて乾燥し、カサカサに干からびた状態です。
キューティクルもあちこちではがれていますが、トリートメントという糊でくっつけてごまかして、髪がゴワつくのを防いだり、つややかに見せたりしているだけです。
皮脂という「整髪料」を失った髪は、たがいに寄りそうことはなく、そよ風にもふわふわとなびきます。以上が、風になびくサラサラヘアの実態です。人間が自然界で生きる動物であったなら、サラサラの干からびてしまった毛では、雨露も寒さも防げないので、死滅してしまうでしょう。たがいに密着しあうことのない、干からびた髪を美しいと感じるようになってしまったのは、くりかえし見せつけられるシャンプーの大量のコマーシャルによってそう信じこまされ、マインドコントロールされているためと私は考えています。

ベビー用のシャンプーに騙されてはいけない

比較的安全なシリコンを排除しながら、界面活性剤やパラべンといった有害な化学物質はしっかりと配合しているのですから。とはいえ、シリコンであっても、長期間にわたり使いつづければ、肌や健康にダメージを与える可能性は十分にあります。シリコンはケロイドの治療薬としても使われています。ケロイドとは何かというと、ケガややけど、手術などで深いキズや、浅くても広い範囲のキズができると、それを埋めようと、コラーゲンが集まってきます。コラーゲンが過剰に集まりすぎると、皮膚がふくらみ赤みをともなって、少しずつ大きくなり、傷痕になります。これがケロイドです。
シリコンのシートをケロイドや肥厚性瘢痕(腫れてあかくなった傷痕)に貼ったり、シリコン軟膏をつけたりすると、時間とともに蓄積したコラーゲンを減らしていく働きがあります。
しかし、シリコンのこの作用は健康な肌にとっては、やっかいです。コラーゲンは皮膚の真皮層にあって、皮膚全体に弾力を与えている大切な線維です。
このコラーゲンがシリコンによって減少すれば、皮膚は弾力を失ってしまい、シワができたり、肌がたるんできたりします。この点では、ノンシリコンのシャンプーは頭皮にいいといえるかもしれません。
でも、くりかえしますが、シリコンは使っていなくても、さまざまな有害物質が含まれていることにかわりはなく、シリコン入りであれ、ノンシリコンであれ、
髪のためにはもちろん、肌と全身の健康のためにも1日も早く、シャンプーはやめるべきです。
ベビー用のシャンプーも売られています。「ベビー用」の文字を見れば、肌にやさしいのだろう、と思うかもしれませんが、ベビー用シャンプーが肌にやさしいという根拠はどこにもありません。
ベビー用にも界面活性剤や防腐剤は堂々と使われていますし、ベビー用も大人用も、その毒性はほとんど変わらないというのが、医学的な常識といえます。
そんなシャンプーを赤ちゃんに使うなど、とんでもない話です。界面活性剤だらけのシャンプーで落とす必要のある汚れなど、赤ちゃんの髪にも頭皮にもついていません。お湯で洗うだけで、ちゃんと落ちます。
大人でも健康のためにシャンプーを使うべきではないというのが、私の持論ですが、せめて赤ちゃんに使うのだけはやめていただきたいと思います。つきたてのおもちのようなやわらかな新生児の肌はもちろん、乳児や幼児の肌でも、バリア機能が完全にはできあがっていません。そのため、界面活性剤などを大人よりもずっと多く吸収してしまうのです。

頭皮の皮膚は排泄器官なのでノンシリコンシャンプーはだめ

1回の洗髪でシャンプーをつけて洗っている時間を、かりに2分間としましょう。毎日毎日シャンプーで洗っていれば、1年間で合計730分、12時間以上もの間、頭皮や髪をシャンプーに浸していいることになります。それを10年(120時間、5日間)、20年(240時間、10日間)、30年(360時間、15日間)と続けていたら、それはもう薄毛にもなる、禿げにもなる、そして、病気にもなるでしょう。シャンプーには発がん物質による発がんや、ホルモン作用をもつ成分による卵巣囊腫や甲状腺腫、子宮内膜症、不妊などのリスクがあるともいわれています。人間のからだにはデトックスなどの防衛能力がそなわっていますので、その防衛能力を必死で発揮させて、なんとかもちこたえてはいるでしょうが、それにも限界はあります。
シャンプーという行為は、シャンプー以外にリンスやトリートメントとセットで使うのがふつうです。リンスやトリートメントにも当然、界面活性剤や防腐剤をはじめさまざまな化学物質が含まれています。
たいていの人がシャンプーは熱心にすすいでも、リンスやトリートメントはさっとすすいで終わりにしているので、シャンプー以上に弊害があります。そもそも、毛穴を有する皮膚は汗や皮脂などを体外へ出す「排泄器官」です。からだの中のものを外へ出すために存在する穴であり、外から何かを入れるためのものではありません。何かを受け入れるようにはできていませんから、口や胃のような自浄作用をそなえていないわけです。排泄のための毛穴や汗孔にシャンプーやリンスやトリートメントをこすりつける行為は、食べものを口からではなくお尻から浣腸して入れているようなものです。
それでもなお、あなたは、頭皮という皮膚にシャンプーをつけて洗いたいでしょうか?
ノンシリコンシャンプーが大流行です。大手のドラッグストアへ行くと、ノンシリコンの文字が躍り、ノンシリコンシャンプーが大量に山積みにされています。
シリコンはケイ石という鉱物を原料にした化合物で、私が唯一肌につけてもよい油脂と考えているワセリンよりも、さらに害が少ない、比較的安全な物質です。シャンプーできしんでしまう髪も、シリコンを入れておくことで、なめらかに、指どおりよく洗いあげられる、などといわれていました。
そのシリコンを悪者にして、ノンシリコン以上に害のあるシャンプーがいかにも安全であるかのようなイメージをつくりあげていますが、このようなイメージに踊らされてはいけません。

10万個の髪の毛の毛穴から化学物質が

酸化した油脂はただの水で洗いさえすれば流れおちるので、頭皮を酸化物で傷めることはありません。毛髪を健康に保つために、シャンプーを使う必要はまったくないのです。
いずれにしても、皮脂は時間の経過にともなって、毛髪を守る脂性成分を変えていくようにプログラムされているのです。なんともうまくできています。
ます。リンスやトリートメントにはこのマネはとうていできません。このすばらしい皮脂をわざわざシャンプーでとりさって、かわりに、皮脂より劣るリンスやトリートメントをつける必要がいったいどこにあるのでしょう。
シャンプーの害が薄毛や禿げ頭といった現象にのみ限定されるとしたら、ある意味、さほど深刻な問題ではないかもしれません。ところが、シャンプーにはそれだけでは終わらない不気味さがひそんでいます。なぜなら、シャンプーには全身の健康を蝕む可能性のある化学物質がたくさん含まれているからです。
ある大手メーカーのシャンプーのパッケージに記載されている成分一覧を数えてみたら、36個ありました。頭皮には約10万個の毛穴があります。
ます。しかも、それらの毛穴は、からだの他の部分の毛穴にくらべてはるかに大きい、特大サイズなのです。これらすべての物質が、シャンプーのたびに頭皮にすり込まれ、約10万個の特大の毛穴からいっせいに吸収されていくのですから、考えただけでぞっとします。
ワケのわからない物質が36個も含まれているシャンプーを、あなたは舐めて味見できますか?気持ちが悪くて舐められませんよね。舐められないものを皮膚につけてはいけません。
ん。いえ、たとえ舐めたり食べたりできても、ものによっては皮膚につけることのできないものもたくさんあります。なぜなら、口に入れたものなら唾液や胃液などによって、有害なものは下へ下へと押しなながされますが、皮膚は排泄器官ですので、このような自浄作用を持っていません。ヤマイモは、食べるのは平気ですが、すりおろすときに肌にふれると、かぶれてしまう人が多いのは、よい例でしょう。
皮膚につけるものは、口に入れるもの以上に気をつけなければならないのです。皮膚は毛穴や汗孔(汗の出る汗管の出口)などのある穴だらけの器官といえます。
皮膚は毛穴や汗孔(汗の出る汗管の出口)などのある穴だらけの器官といえます。その穴からは、さまざまな成分を直接吸収してしまいます。この性質を利用したのが、消炎鎮痛テープやステロイド剤などが毛穴から吸収されるように、シャンプーに含まれるさまざまな化学物質も洗髪している間に頭皮の毛穴から吸収されるのですし、すすぎきれずに残ったシャンプーの化学物質は洗髪後も毛穴から吸収されるのですし、すすぎきれずに残ったシャンプーの化学物質は洗髪後も毛穴から吸収されつづけます。

毛髪を傷めるシャンプー

ここまでは、毛髪の「土壌」にあたる頭皮や毛根に与えるシャンプーの害について述べてきました。けれど、それだけではなく、シャンプーは頭皮から出ている毛髪自体も傷めつけます。

頭皮から出ている毛髪は死んだ細胞(角化した細胞)で構成されていて、ケラチンというタンパク質がその主成分です。1本1本の毛髪はふつう3層構造になっていて、いちばん外側にあるのが「キューティクル」です。かたい透明の細胞が鱗状に重なりあって形成されていて、汚れをはじめ外界の異物の侵入をくいとめ、また、髪内部の水分などの蒸発を防いでいます。その内側にあるのが、コルテックスとメデュラといわれる組織です。

このような毛髪の1本1本を、その根元から毛先までコーティングしているのが、皮脂腺から分泌される皮脂です。毛がきしんだり、もつれないですむのは、皮脂が毛髪をコーティングしているおかげです。

シャンプーの界面活性剤は強力な洗浄力によって、この大事な皮脂をきれいさっぱりとりさります。皮脂という天然のコーティングを失ったキューティクルは乾燥してめくれあがり、内部のコルテックスやメデュラも損を受けます。

でも、リンスやトリートメントをつけておけば安心、と思われるかもしれません。たしかにリンスやトリートメントは、傷んでめくれあがった鱗状のキューティクルキューティクルの隙間にくっつきますし、髪をコーティングするので、しっとりつるつるにもなります。けれど、皮脂ほどすぐれた働きはできません。

皮脂はオレイン酸などの脂肪酸、トリアシルグリセロール、スクワレン、コレステロール、ワックスといった、じつに多くの種類の脂性成分で構成されています。皮脂と名づけられてはいますが、本質は毛脂というべきべきで毛をメンテナンスするためにそなわっています。油脂は空気にふれると、酸化しますが、皮脂を構成する脂性成分は酸化するまでの時間がそれぞれ異なります。頭皮に出てきてすぐに酸化する脂もあれば、長い時間、酸化することなく残るものもあるわけです。

酸化物や過酸化物などは水に溶けるので、水で洗っていると酸化しやすい脂性成分から順に脱落していきます。ロケットが発射後、何段か切り離していくような感じですね。

こうして、最後まで残り、毛先まで守り続けるのが、皮脂の脂性成分の中でもかたくて、水にも流れにくいワックスなのです。ワックスはおそらく1年も、2年も毛の表面にとどまって、毛先を守りつづけていると思われます。